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「痛…」
掴まれてる手首が痛い。
そのままソファに座らされ、康二も隣に腰をおろした。
「A、さくと2人きりで会ってへんよな」
車の中では喋らなかったくせに、すぐに詰めてきた。かなりイラついてる感じ。
これまでAに向けられた事がない、鋭い眼差し。Aは蛇に睨まれたカエル状態。とにかく圧がヤバくて…
「会ってます…」
つい、素直に答えてしまう。
「は?」
康二の表情は冷酷で。
「ずっと俺の担当言うたくせに、最近さくの衣装ばっかやん」
「2人で尺飲みして仲深めてんねや」
「さくに乗り換えんの?つか、もう付き合ってるん?」
一気に捲し立てる。
「付き合ってないから。ちょっと落ち着いて?」
宥めようとするも、
「さくも、さくやで。コソコソしやがって」
今のはちょっと聞き捨てならんのですけど。
メンバーを悪く言われるのが嫌なのは、康二がいちばん理解してるはず。それなのに自らそんなふうに言うから、こっちも強く出てしまった。
「さっくんの事、悪く言うのやめなよ。それにこんなの、康二くんらしくない」
「へー、さくのことかばうんや?」
「かばうとかじゃなくt「だったらさくんとこ、行けばいいやん」
Aの言葉を遮って、さらに続ける。
「もう俺の専属なるとか言わんでくれる?」
「え?」
本当はこんなんが言いたいんやない。
Aの事抱きしめたいのに、嫉妬心が邪魔してついつい余計なことを…。
「俺の専属スタイリストなるんが夢とか。そんなしょうもない事もう、言わんといてくれや!」
「しょうもない事って…」
あかん、やっぱ言いすぎた。
「そんなしょうもない事、康二くんに押し付けてたのかー」
そう言ったAは酷く悲しそう。
「A、ちゃうねん今のは
「なんか色々ごめんね」
静かに部屋を出てった。
「俺、何言うてんねん…」
感情任せにAを傷つけてしまった。
時すでに遅し___
*****
誰の視点で書くのっていうか、表現方法が難しくて、変な文章になってしまう。
話のイメージとしてはだいたいこんな感じってのは頭にあるんですが、それを文章にするのが難しいんですよね。妄想は得意だけど、文字に起こせない。
それにしても今日は藤井くん、難しいかな。将棋の藤井聡太くんです。康二が藤井くんマネしてる時ありましたね。
ーーーいや、藤井くん勝ちました。やっぱり彼は強い!
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作者名:ミズ | 作成日時:2024年3月24日 19時