40 ページ40
_
「…
恐る恐る視線を彼に向ければ慈しむような瞳で私を見ている。
「お付き合いしていただけますか?」
「…はい。」
「嬉しい。」
そう言って私の手を握ったまま呼び出しボタンを押した。
「…!」
「嬉しすぎて押しちゃった。」
「どういうこと…?」
「んふふ。」
よくわからなかったけれど、楽しそうな彼を見ていたらそれが私にも伝染して笑顔になれた。
「いっぱい食べたね。」
「ワンピースで正解でした。」
「あ〜。俺もワンピースでくればよかったな。」
真面目な顔で冗談を言うのがおかしくて、今日何回目のツボかわからない。
そのくらい楽しい食事会になった。
そういえばいつの間に敬語じゃなくなったんだろう?
お父さんといる時までとはいかないけれど、いつもよりリラックスした彼を見られた気がして嬉しい。
「ねぇ、」
やっとツボが落ち着いたところで呼びかけられて、目尻の涙を拭いながら視線を合わせた。
「帰っちゃう?」
「え、」
「できれば…まだ一緒にいたい。」
「!」
1009人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時