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涼太くんと今日、提供する料理とデザートを準備していると
最近入ってきた康二くんが出勤してきた
向「おはよー!」
「おはよう、康二くん」
宮「康二、おはよう」
向「俺、フロア準備してくるねー!」
慌ただしく荷物をおき、準備に取り掛かる康二くん
宮「慌てないでいいからゆっくりね」
なんて涼太くんの声は聞こえてないみたいで
派手に転んでいた
「涼太くん、このいちご、ジャムにしちゃってもいい?」
宮「うんもちろん。好きに使っちゃって」
「ありがとう!」
今の季節、いちごが多く出回っている
涼太くんは市場に並ばない 規格外と呼ばれるいちごを
沢山買ってきてくれるから、加工しやすい
ジャムにしたり…スイーツにのってたり…
中に入ってたり
考えるだけでもワクワクしちゃうよね
宮「ほら、これ甘夏もあったから買ってきたよ、甘酸っぱいんだって」
「へぇ〜美味しそう!ジュレにしよっかな?」
宮「いいね、美味しそう」
味見を兼ねて1つ切って2人で食べる
宮「っ!!!!…んーー!!すっぱっ!!」
「わっ!!!!…すっぱぁぁい…」
宮「凄いすっぱいね?笑」
「こりゃぁ、美味しく作るために腕がなりますね、笑」
宮「期待してるよ!笑」
いちごをジャムに、甘夏をジュレにする為に
下ごしらえをしていく
今が…7時か…昨日焼いて置いたミニタルトがあるし
今日の最初の方はタルトメインにしよっかな
なんて考えながらヘタを落としていく
ある程度終わった頃に
フロアの準備が終わった、康二くんがキッチンへ
手伝いに戻ってきた
向「表終わったで〜何手伝ったらええのー?」
宮「俺は大丈夫だからAちゃん手伝ってあげて」
向「はーい!Aちゃん!何したらええ?」
「じゃこれ甘夏なんだけど、搾ってくれない?」
向「おっけぇ!!」
機械を準備し、どんどん果汁を搾ってくれる
向「これめっちゃすっぱい匂いするんやけど〜」
「食べてみなよ〜、はいこれ」
向「わーい!!いただきまーす!」
さっき試食した残りを康二くんにあげる
向「うっわっ!!めっちゃすっぱいやん!!」
「でしょ?笑」
奥の方でクスクス笑ってる涼太くんと
康二くんの前で堂々と笑う私に
向「こんなんすっぱいって言うてよ!!笑」
「ごめんね?笑」
向「まあええけど…あーお水飲みたい!すっぱい!!」
勢いよくお水を飲んでる康二くんにまた
少しだけ笑いが出た
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作者名:aira | 作成日時:2024年3月8日 15時