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阿部「はぁ。………あのさー佐久間別にドーテーなわけじゃないじゃん?」


佐久間「…は?!?!阿部ちゃん何言ってんの?!」


阿部「いや、今までも何度も恋愛、経験してるでしょ。わかるでしょ、それ。いや、ほんとはわかってて気づかないふり、してる?」


佐久間「………………いやーーー、まじ?」


阿部「いや、まじだろ、それ」


佐久間「だよなーーー、なんかこれ完璧にAに落ちちゃってるよなーーー、、」


阿部「やっと素直になったか」

 
 
 
 
 
 
 

なんとなく、いや、わかっていたけど認められなかった。
俺がAを好きになるなんて。

別になんでもない瞬間だったと思う。
だけどその瞬間、なぜか俺は恋に落ちてしまったのだ。
一度認めてしまえばもう、溢れ出る気持ちを抑えられない。
 
 
 
 
 
 
 


佐久間「いや、そうだよなーー、あいつ超いいやつだし、綺麗だし、可愛いし、、むしろ今まであんな近くにいて惚れなかった俺すごくね?!」


阿部「友達!!って言ってたじゃん」


佐久間「……そうなんだよーー。つーか、Aも俺のこと100%友達、だよな??うわーー、そっから逆転すんの大変じゃん……」


阿部「ふは(笑)がんばれ(笑)」


佐久間「…………阿部ちゃんはライバルになったりしないよね?」


阿部「あーー、ないない。安心して。俺はまじでバイト仲間」


佐久間「そう言ってて、俺は恋愛対象になっちゃったんだよーー!!信用ならん!!」


阿部「なんだよ、まじで………」

 
 
 
 
 
 
 
 



ひとまず今のところは阿部ちゃんはライバルにならなさそうで安心。
それより、Aが好きだ、と認めれば、次にやらなきゃいけないことがある。
 
 
 
 
 
 
 


佐久間「はーー。どう切り出すかなーー」
 
 
 
 
 


サキとは同棲まではじめちゃったしな、、とりあえず早めに言わねーと。

 
 
 




佐久間「阿部ちゃんーー、、」


阿部「いや、俺なんもできねーからね?とりあえず、まぁ頑張れ」
 
 
 
 
 


こんなにも帰宅するのに足取りが重くなったのは今までで初めてだ。善は急げ、、だよな、、
 
 

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作者名:ねこ | 作成日時:2024年3月28日 14時

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